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漏斗胸の克服

2025/09/30

実は私、もともと漏斗胸です。

漏斗胸について知らない方も多いかと思いますので、下記説明文をご参照ください。

漏斗胸とはみぞおち付近を中心に胸部が陥凹する先天異常であり、肋軟骨が長いことに原因があると言われています。見過ごされるほど軽度の変形から、胸壁が背骨に付くぐらい高度なものまで、陥凹の程度は様々です。また、左右対称な場合と右側に陥凹が強い非対称性の場合があります。

変形の割には症状に乏しく、小児期には無症状で経過する場合がほとんどです。しかし、高度な変形になると圧迫による心肺機能異常などを合併することがあります。また、成人例では易疲労性や運動時呼吸困難などを訴える場合もあります。

機能上問題がない場合でも変形に起因する精神発育への影響はことのほか大きく、内向的で活動性の乏しい性格形成に至ることがあり、手術的加療が望まれます。




私の場合は軽度であり、機能的には大きな問題はなかったものの、見た目のコンプレックスは大きくありました。
特に右胸がえぐれています。

中学生の頃に、病院に行って相談したこともあります。その時に「肋骨を切ってひっくり返す手術」を聞かされた時、とても怖かったのを覚えています。

軽度の漏斗胸の人は、ほとんどの人がやせ形です。肝臓や胃袋が圧迫され下にずれるため、食べても栄養をうまく吸収できないことがあるようです。

今回このブログを書こうと思ったのは、同じ悩みを持った人が、見た目のコンプレックスを克服できるということを知ってもらう為です。過去の自分をさらすのは、ちょっと勇気がいります(笑)





知っておいてほしいのは、普通の肋骨のカタチの人より、何倍も努力しなければならないこと。
普通の人より、胸椎の可動域や柔軟性は低く、一番つけたい大胸筋の筋肥大が特に難しい。
特に上位肋骨は動きにくい。これは漏斗胸の人だけにかかわらず、運動不足の人も動きが悪くなります。



脂肪はダイエットで落とせますが、骨格は変えることができません。私は今まで多くのお客様を見てきましたが、自分よりも骨格に恵まれている人ばかりです。ですので、「良い骨格だから、痩せたらめちゃくちゃカッコよくなりますよ」と心からそう思って伝えています。
漏斗胸のハンデは、それだけ大きいです。
栄養が吸収できずらいということは、筋肉が付きにくく、落ちやすい。心肺機能もそんなに強くない。
胸を張るということも難しく、胸郭が開きにくいので猫背やストレートネックにもなりやすい。それは精神的にも大きな問題を引き起こしやすく、病気にもなりやすい。

ただ、克服できないわけではありません。普通の人より3倍以上やればいい、いつか追いついて、追い越せる時が来ますから(^^
無理に克服することもなく、その自分を受け入れることも大切です。どちらを選択するのも、その人の自由。

重度の漏斗胸の方や、他にも身体的に大きな問題を抱えていたり、コンプレックスがある人。
努力だけでは変えられないこともあります。受け入れて、心を大切にすることも大事です。
短所を長所に変えられることだってある。

私はどんな人でも、背中を押して、引っ張って、少しでも良くなるように導きたい。
乗り越えた先に見えるものがあります(^^♪

変われたから出会えた人がたくさんいて、変われたから人の気持ちに寄り添えます(^O^)/
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